体験型学習~スーパーボール~

 スライムづくりを応用して、スーパーボールを作ることができます。

 ポイントは塩! 食塩水とPVA洗濯のりを混ぜるとスーパーボールができます。

 浸透圧の関係で、選択のりの水分が抜けて固くなっちゃうんですね。

 きれいに丸めると、お祭りとかでよく見かけるスーパーボールになります。

 床に落としてみたところ、ちゃんと跳ねました!

 ということで、今回はちょっと大掛かりに、このスーパーボールを使って参加してくれた生徒さんのぬいぐるみのキャラクターを再現してみることに!!

 こちらが、そのキャラクター、ピーコちゃんです(^^)b

 まずはPVA洗濯のりを着色していきます。

 ピーコちゃんの身体は4色なので、ボールの色づけも4色です。

 色付けは普通の絵の具とかでも大丈夫ですよ~☆

 4色の洗濯のりが完成!

 分量もピーコちゃんの配色の比率を考えて用意しました。

 いよいよ食塩水に混ぜていきます。

 ピーコちゃん、ちゃんと出来上がるか監視中です(笑)。

 さあ塊が出来始めました!

 ピーコちゃんの体の形を見ながら、形を整えていきます。

 スーパーボールと違って丸めるだけではないので、とても繊細な作業になりました。

 食塩が傷口に沁みます(>_<)

 おお!上手くいった!!

 ようやく分身ができてきました。

 胴体の緑の部分は比較的早くできたのですが、頭の赤の部分はなかなか固まらず、何度も苦戦しました。

 最終的になんとかできましたが、この違いも不思議なものですね。なにかあるんですかね~??

 くちばしと羽根、そして目をつけてピーコちゃん2号の完成です!

 食塩から生まれた?とのことで、「塩太郎」と名付けられてました(笑)。

 ちなみに飛ぶことはできませんが、スーパーボールですので跳ねることはできます。

 この後、スーパーボールや分身ができた原理、「浸透圧」という概念を学んでもらいました。

 水などの一部の物質のみを通す膜(半透膜)で覆われた濃さの物質が混じり合った時、濃さを均一にしようとして水の移動が起きます。

 PVA洗濯のりの濃さと食塩の濃さを、少しでも同じにしようとして、水がのりから食塩の方へと移っていくんですね。

 結果的にのりから水分が抜けて、スーパーボールのように固くなるのです。

 生物の細胞の膜も半透膜なので、同じような原理が起こります。ナメクジに塩をかけると水分が抜けるというやつですね!

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