水溶液には、酸性・中性・アルカリ性の3つの性質があります。
その液体がどの性質を示すのか、専用の試薬を使うことで判別できるのはもちろん、身近なもので判別することも可能です。
水溶液の取り扱い方に注意しながら、一見同じに見える液体にどんな違いがあるのかを体感してみましょう!
今回使用する水溶液はこちら。
塩酸、アンモニア、水酸化ナトリウムの他、塩化カルシウムや食塩、硫酸なども使いました。
危険な薬品もありますので、用法には十分に備えて実験スタートです!
臭いを確かめる時は「手で仰ぐように」して確かめるんですよ~。
まずはBTB溶液を使用して確かめます。
酸性が黄色、中性が緑、アルカリ性が青色になるんですね~。
ただ、実際は中性も若干青っぽい(弱アルカリ性)色になりました。少しアルカリが混じったかもしれません。
次はリトマス紙を使ってみました。
こっちは、かなりはっきり見分けが付きました。青っぽくなっていた中性の液体も、リトマス紙上ではちゃんと中性の性質を示しました。
ここで補足として「ph」という概念を説明しました。
今度は、塩酸と水酸化ナトリウムを混ぜてみました。バランス調整の勝負ですね。
数滴落として緑っぽくなる瞬間はあるのですが、混ぜたら青くなったり黄色くなったりして緑にするのは結構大変…。
やや黄色い状態で沸騰させ、固体が残ることを確認。この白い固体は「食塩」。
危険、危険と再三にわたって言い続けた液体を混ぜたら食塩ができるというのは、やっぱり子どもたちには信じがたいことっぽいですね。
最後に、身近なものを使って調べてみよう!ということでムラサキキャベツを使用。
がんばってすりおろしてもらいました。
実験より、この作業の方が(腕が疲れて)印象が残った模様です(笑)。
ちなみにレモン汁でも性質を調べられますよ!
再び水溶液を用意!
今度は2回目なので、自分で方法を守って試験管に水溶液とムラサキキャベツの抽出液を入れていきます。
色の変化が見られましたが、BTB溶液とはまた違った変化を示します。
どの水溶液か分かるように、メモをしっかりとって色の変化リストを作成し、実験終了です!
酸性の物質やアルカリ性の物質も身近なところに存在しています。(お酢とか石けん水とか…)
身近にある物質が酸性なのか、アルカリ性なのか、ちょっと調べてみると面白いかもしれないですね!