私たちの身の周りにたくさん存在するプラスチック。プラスチックは人の手によってつくられる人工物、材料と正しい知識があれば、私たちにもつくることができます。
プラスチックがどのようにしてできているのか、何からできるのか、実際に自分の作りたいものを模って体感してもらいました!
まずは型を作ります。
この物質は海藻からできているので、触っても安心!水を入れて混ぜます。
ダマがなくなってドロドロになったらOK!
まずはとりあえず指の型を作ってみましょう!
この中に指を突っ込んで5分ほど待機します。暇な時間帯ですね…。
体験者曰く「気持ち悪いと思ったけど、案外ひんやりして気持ちいいかも?」とのこと。
次はいよいよプラスチックの原液をつくっていきます。
濃い黄色の物質と透明の物質を素早くかき混ぜて型に流していきます。
この物質、石油のにおいが強く、触れるとあまりよくない物質です。
注意事項をしっかり守ってもらい、喚起をして、マスク・ゴーグル・手袋という重装備で混ぜてもらいました。
混ぜた原液を型に流し込んだら、またしばらく放置です。
今度は指を突っ込むようなものではない(むしろ触ったらダメ!!)のでまだラクかも!?
徐々に化学反応が起こっていきます。
プラスチックの出来上がり~♪
液体だった物質が、白くて硬い固体に変化しています。
そして、反応熱が出ていて触ると熱いです。
紙コップを剥いで中身を取り出していきます。
指の完成~!!!
何気に爪から関節、線1本まで写し取っていて高クオリティなものが出来上がりました。
これで手順はバッチリですね!
今度は自分の好きなものを使って型を取ってもらいました。
やっぱり自分の好きな物の方が作ってて楽しいですもんね。
正しい手順で安全に原液と型を作ってもらいます。
ちなみに、右の写真のこれは何の型でしょう?
ポケモンたちの出来上がり~!!!
かわいいポケモンを中心に何体か作りました。どれもきれいに型取りができましたね~。
ちなみに前の写真の型は「パチリス」というポケモンです。
パチリス
イーブイ
ヒメグマ
実験は、大成功!指もポケモンたちも、予想以上にきれいな状態で完成させることができました。
この後に、化学反応や高分子化合物、混ぜた2つの液体が何なのかを学習してもらい、中学で学ぶ「化学変化」に関連されながらプラスチックができる過程を知ってもらいました。
中学校で、プラスチックの学習はそんなに出題されませんが、身近にある物体が化学変化と密接にかかわっていることを知れる、有意義な実験だったと思います。